銀影競技 T
銀影競技 T
競技T、豹変す。
銀影競技Tは、ダイワ鮎ロッドの“核”だ。それはT調子の感度と操作性が我々が理想とする鮎ロッドの基準であるからこそ中心的存在としてふさわしいのである。一方で、定番と呼ばれる存在は変化を嫌う。

作り手側もそして固定ファンも、変わってほしいという気持ちと変わってほしくないという気持ちがせめぎあうが、多くの場合は安定を求める。
だが、ダイワは銀影競技Tを変えることを選んだ。もう一度、鮎ロッドの基準を、常識を、一新するために。
アイテム特性
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ALL ROUNDER
「真のオールラウンダーとは何か?」 徹底的に作り込んだからこそ、誰もが使える、獲れる。調子、究めたり。
「オールラウンダー」の愛称で親しまれてきた競技Tが、ダイワ鮎ロッドの新たなる基準を創造し、生まれ変わる

。その原動力はもちろん2種類のSMTであり、8本継でありながらあえて搭載したチャージリング。

これらの存在によって「T」でありながらも曲がり、粘り、そして獲れる。
高い操作性やパワーはそのままに、滑らかな引き心地やタメ性能の両立を可能にした。

 歴代オールラウンダーの長所を受け継ぎながらも、決して「パワー違いの競技T」という安易なコンセプトに流れることなく、個性的かつ真のオールラウンダーへと、このロッドは大きく変貌した。
先調子のロッドは、感度と操作性を特化しやすい半面、それが過ぎると扱いにくさが顕著になる。平均点を求め過ぎればつまらないロッドになってしまい、逆に個性が強いと好き嫌いが分かれ、使い手を選ぶロッドになる。歴代のオールラウンダーは、このバランスの取り方に腐心し続けてきたが、今回は違う。「T」という概念さえも逸脱しかねないギリギリのラインまで、扱いやすい調子を目指したのだ。それはA派やS派に留まらず、手にする者すべてを納得させる、ダイワ鮎ロッドの“センター”である。

引いたときの突っ張り感を完全に消し去り、“オトリの周囲を見ながら”操作しているかのような、単純な引きやすさとも異なる独特の感覚を得た。それは指先からオトリまでが1本の糸でつながっているかの如き“手の延長”。そして誰にでも「獲れる」。これには2つの理由がある。

ひとつは穂先に搭載される『SMT』チューブラー。それも金属部分を10cmと短くした軽量チューンで重さを排し、感度のみを高めたものであること。そしてもうひとつは、中節のゼロコーティングで、強度やパワーを落とすことなく大幅に軽量化したことにある。今までのオールラウンダーとは大きくイメージが異なるかもしれない。しかし、蓄積された『ESS』のデータをもとにタメ性能と粘りを大幅にアップさせ、バラさずに抜く能力は過去最高レベル。替穂先の『SMT』をセットすれば小型や低活性時に対するフィネス的操作もおこないやすくなった。

「トーナメントで使うなら間違いなくこれ」と瀬田匡志が指定し、「先調子なのにAのように引き感はシルキー」と有岡只祐も驚く。あくまで先調子だが、従来よりも曲がる。曲がるのだが、高い操作性はやはり先調子。徹底的に作り込んだからこそ、どのようなスタイルの釣りでも対応する。曲がるようになったことでむしろ反発力が生まれ、掛かり鮎が素早く水面を切り、抜きやすくなった。従来以上の速攻抜きすら可能である。そのスピード感は、やはり「T」なのだ。
HANDLING MASTER
T派の、T派による、T派のためのロッド。ハンドリングマスターが目指したのは、その1点。
やはり「T」でなければ。
アグレッシブな釣りを信条とするファンのため、オートマティックな部分を排し、徹底してマニュアル感を高めたのが今回の「ハンドリングマスター」。

2種類の『SMT』、そしてチャージリングは、このシリーズの3大特性である感度、操作性、パワーを「もはやこれ以上は危険」というレベルまで引き上げる。
そのコンセプトはスペシャルに並ぶほど尖鋭的であり、同じTでもオールラウンダーのような扱いやすさとは、ある意味真逆を目指した。


オトリを完全に支配し、水中の出来事を大音量で伝え、急流から良型を速攻で抜くスピード&トルクは他の追随を許さない。
ハンドリングマスターは徹底的に攻めの存在である。誤解を恐れずに言えば使い手を選ぶ。しかし、互いの波長がピタリと合えば爆発的な威力を発揮する。分かる人には分かる。
試されているのは釣り師だと言えなくもないが、そこが最大の魅力なのだ。

だからこそ目指したのは、「T調子でなければ」という熱狂的ファンのためのスピードとパワー、そして短いSMTチューブラーで大幅に増幅させた感度。
オールラウンダーとの共通項もあるが、コアなTファンを完全に納得させるという意味では、扱いやすさとは真逆のコンセプト。

オールラウンダーがTの領域を脱しかねないのに対し、ハンドリングマスターはTの究極を進む。

操作時に“胴へ入り込む”感覚は一片もなく、狙った一筋のラインでオトリを滑らかにトレースし、定位置に止める。パワーを謳う調子にありがちな、石裏に引き入れたオトリの“バウンド”もない。これを今までのハンドリングマスターより高次元に、意のままにこなせるのだ。23、24cmを抜くスピードは圧巻の一言だが、シモ竿で掛け、バットからネジ曲げてもなお余裕を備えている。先調子とは思えぬタメ性能と粘り、そして軽さがある。ただし、その限界点を見極めるには、相当な奔馬を乗りこなす覚悟が必要なことも付け加えておこう。

昨年の9月下旬、球磨川でのこと。このロッドを手渡された森岡達也は「本当にやるのか!?」と半ば呆れ返った。尺鮎を獲れ、と開発担当は言うのだ。そして……あっさりと31.4cmを取り込みミッション達成。

掛けたのは瀬の始まりで下流に走られると厄介なポイント。さすがに抜きはしなかったが、一瞬、抜く構えを森岡は見せたのだった。

指令を出す側も、ロッドを使う側も無茶苦茶である。が、過激な扱いにも対応する能力が実証された。
誰にでも扱いやすいロッドではないかもしれない。
しかし、ポイントを見る眼に自信があるのなら、このロッドのシビアなミッション感覚すら愉しむ腕があるのなら、使い手の潜在能力は無限に解放される。
新しいハンドリングマスターなら、できる。
アイテム 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径
[替穂]
/元径
(mm)
錘負荷
/替穂
(号)
適合水中糸 カーボン
含有率
(%)
メタル ナイロン
85 8.50 8 143 210 1.1(1.05)
[0.9(0.85)]
/23.2
0-5/0-3 0.03-0.2 0.125-0.6 99
90 9.00 8 143 227 1.1(1.05)
[0.9(0.85)]
/23.7
0-5/0-3 0.03-0.2 0.125-0.6 99
H85 8.48 8 143 219 1.2(1.10)
[1.0(0.95)]
/23.7
0-6/0-4 0.04-0.25 0.15-0.8 99
H90 8.98 8 143 237 1.2(1.10)
[1.0(0.95)]
/24.1
0-6/0-4 0.04-0.25 0.15-0.8 99
H95 9.48 9 143 254 1.2(1.10)
[1.0(0.95)]
/24.6
0-6/0-4 0.04-0.25 0.15-0.8 99
  
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